記事内に広告を含みます
この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2024年6月28日公開の映画『ルックバック』を鑑賞した『ゆっこロードショーさんのレビュー』を紹介します。
この作品、開始5分で涙が溢れるほど感動的で、素晴らしい映画でした、とゆっこさんは語ります。
全ての人がこの映画を観たいと思えるようなレビューになっています。
特に、"自分が好きなことを続ける意味"を見失いそうな方にとって、心に響く作品です。
学生や若い世代にもぜひ観ていただきたい一本です。
本記事は下記の【大絶賛】心臓が抉り取られそうな程刺さった映画『ルックバック』感想・レビューのYouTube動画を文字起こしした内容となります!
この映画は、大人気漫画『チェンソーマン』で知られる藤本タツキ先生が手掛けた読み切り漫画『ルックバック』を原作としたアニメーション映画です。公開当初から大きな話題を呼び、原作漫画はそのストーリーとキャラクターの魅力で爆発的な人気を誇りました。原作ファンの方も安心して楽しめる仕上がりになっています。
私は漫画には疎い方ですが、映画好きとしてこの作品を観て、原作漫画が映画化された際の色彩や音、動きが息を吹き込まれたように感じました。原作愛に溢れた素晴らしい作品で、映画好きの視点からも満足度の高い内容でした。
さらに、この映画は原作の持つテーマをより深く掘り下げ、映像化されたことで新たな魅力が加わっています。特に、キャラクターの表情や仕草、音楽や背景美術が加わることで、物語の感動が倍増しています。原作を知らない方にも、映画として十分楽しめる仕上がりです。
物語の主人公は、小学4年生で絵を描くことが大好きな少女、藤野です。彼女は学年新聞に漫画を掲載し、同級生からは"未来の漫画家"として称賛されるほどの才能を持っています。自分の絵に自信を持っていた藤野ですが、ある日隣のクラスにいる不登校の少女・京本が描いた絵に触れ、その圧倒的な技術に打ちのめされます。
京本の絵は、藤野の自信を揺るがすほどのもので、同級生からも藤野の絵が"普通"に見えてきたと言われる始末。自分の努力や才能が足りないのではないかと悩む藤野ですが、ここから彼女の物語が動き出します。
このストーリーの中で描かれるのは、友情とライバル関係、努力と才能の狭間で揺れる人間模様です。特に、小学生という多感な時期における自己認識や他者との比較から生じる葛藤がリアルに描かれており、観る者の心に深く響きます。
藤野と京本の間で繰り広げられる才能の葛藤や、それを乗り越えるための努力。特に藤野が京本の才能に触れて奮起する姿は、観る者に深い共感を呼びます。藤野は、才能のある京本に負けたくないという気持ちでひたむきに努力を重ねますが、その過程で挫折や迷いも経験します。これらの感情が丁寧に描かれており、多くの観客が自分自身の経験と重ね合わせることができるでしょう。
この作品は、京都アニメーションの放火事件を連想させる出来事を背景にしています。藤野と京本の運命を大きく変える悲劇的な事件が、物語に社会的な深みを与えています。この事件は、日本社会に大きな衝撃を与えましたが、それを物語に取り入れることで、創作の意味や創作者の使命について考えさせられる内容になっています。
クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を彷彿とさせるストーリー展開も注目ポイントです。もしもの世界線を描くことで、失われたものへの切ない思いが表現されています。映画を観た後、これらの関連性について考察するのも楽しみの一つです。
藤野と京本が共に漫画を描き、成長していく過程が美しく描かれています。互いに影響を与え合いながら夢を追いかける姿は、友情の素晴らしさや努力の尊さを教えてくれます。この映画を観ることで、自分の夢や大切な人について改めて考えるきっかけになるでしょう。
映画『ルックバック』は、友情や夢を追い求める姿、そして人間の努力や葛藤を丁寧に描いています。特に印象的だったのは、京本が藤野の描いた漫画の大ファンだったというシーン。自分が劣っていると感じていた相手から褒められることで、藤野が再び漫画を描き始めるきっかけになります。このシーンの描写は、観ているこちらまで胸が熱くなりました。
また、京本が美大進学を選択し、2人の道が分かれる場面では、友情と自立の間で揺れる繊細な心情が描かれています。藤野は漫画家として成功する一方で、京本が事件に巻き込まれるという展開は衝撃的でした。
この映画はまた、創作者としての葛藤や、自己表現の意味について深く問いかけています。創作活動には時に喜びや充実感だけでなく、痛みや犠牲も伴いますが、それでも続ける価値があるのかどうか。この問いに対して、藤野がどのような答えを出していくのかが、物語の大きな見どころです。
『ルックバック』は、"前を向いて進む勇気"をテーマにした作品です。たとえ挫折や悲劇があったとしても、好きなことを続けることの大切さを教えてくれます。藤野が再び漫画を描く決意をするラストシーンは、前向きなメッセージに満ちており、多くの観客に希望を与えるでしょう。
さらに、"創作"という行為が、時に他者との繋がりを生み出し、人生に光を与えるものだということも示唆しています。京本が藤野の漫画を愛し、藤野が京本との時間を大切に思うように、創作は人と人を結びつける力を持っています。この映画を観ることで、自分自身の夢や目標について改めて考えるきっかけになるでしょう。
『ルックバック』は、多くの人に勇気と希望を与える珠玉の作品です。この映画は、創作の持つ力、友情の素晴らしさ、そして夢を追いかけることの意味を問いかけます。
藤野と京本の物語は、ただのアニメ映画としてではなく、私たちが自分自身の人生について深く考えるきっかけを与えてくれるものでした。
特に印象的だったのは、藤野が再び漫画を描き始める決意をするシーンです。ここには、京本との時間を思い出しながら、創作への情熱を再燃させる彼女の姿が描かれています。
人生において何かを失ったり挫折を味わったりしても、そこから再び立ち上がる勇気を持つことがどれほど大切かを教えてくれる瞬間でした。
また、この映画が取り上げた京都アニメーションの放火事件を彷彿とさせる出来事も、創作の意味や創作者の責任を問いかける重要なテーマとして深く心に残りました。この事件を背景に描かれた物語は、観る者に悲劇を超えて前を向く勇気を与えるものとなっています。
『ルックバック』は、夢を諦めそうになったときや、自分の進むべき道に迷ったときに、もう一度立ち止まって考え直すきっかけを与えてくれる作品です。原作を読んでから映画を観るのも、映画を観てから原作を読むのもどちらも楽しめる内容になっています。
ぜひ、多くの方にこの作品を観ていただきたいです。そして観終わった後には、あなた自身の"ルックバック"をしてみてください。
この映画が、あなたの心に新たな光をもたらすことを願っています。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!