想定読者:「ショーシャンクの空に」の「後味悪い理由」や「真犯人」が気になる人
解決できる読者の悩みは下記のとおり。
- 「ショーシャンクの空に」が「後味悪い」と言われる理由は?
- アンディーの妻を殺害した「真犯人」は誰?

今日はお悩み解決に役立つ内容をお応えしていきます。信頼性の担保は下記を参照ください。
「ショーシャンクの空に」が「後味悪い」と言われる理由が気になりますよね。ぼくもアンディーの妻を殺害した「真犯人」は誰だったのか、視聴中は不明でモヤっとしたままだったので困りました…
- 「ショーシャンクの空に」が後味悪いと言われる3つのポイント
- アンディーの妻を殺害した「真犯人」は原作者の他作品登場人物
目次以降では詳細な理由や具体例を、画像も用いて解説します。
「ショーシャンクの空に」とは?
フランク・ダラボン監督の作品で、スティーブン・キング原作の「恐怖の四季」という連作小説の「春」を担当する「刑務所のリタ・ヘイワース」(記事内の紹介部分へ飛びます)をモーガン・フリーマンとティム・ロビンスのメインキャストで演じました。
Yahoo!映画では評価 4.5 点 / 8,642件と高評価。原題は「The Shawshank Redemption」と表記し、直訳すると「ショーシャンクの贖い」という意味。
「後味悪いと言われる3つのポイント」は、下記のとおり。
- 話の展開が微妙で原作と違う
- アンディーの脱獄を美化しにくい
- スティーブン・キング原作は後味悪い作品が多め
アンディーの妻を殺害した「真犯人」は原作者の他作品登場人物ということで、「恐怖の四季」の「秋編:スタンド・バイ・ミー」に登場したエルモであると言われています。
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ぼくも実際に「後味悪いと言われる3つのポイント」をまとめてみると、希望がテーマの映画だけど複雑でした。何が正義かを問い出すと沼に入りますよね…
本記事を読むことで「絶賛」の背後にある「後味悪さ」の3つのポイントを理解しつつ、主人公アンディーの妻を殺害した「真犯人」も原作者の関連意図だと分かります。複数回視聴する可能性もあるので、2回目以降はより深みをもって名作中の名作を楽しめますよ。
今日はどうぞ最後まで、お読みくださいね。
予告編(日本語字幕なし)
「ショーシャンクの空に」が後味悪いと言われる3つのポイント


- 評判が良いので見てみたが、内容も思い出せない程度の並の秀作
- 全く泣けなかったし・・・なぜこんなに評価されているのかよく分からない
色々とコメントは見受けられますが、酷評の理由を下記から3点で解説します。
①:話の展開が微妙で原作と違う
「アンディーは妻を殺してなくて冤罪で脱獄してハッピーだったけど、脱獄後に真の犯罪者になるっていうオチ」という皮肉なレビューもありました。
評価:の意見
「希望を持ち続けることの大切さ」と言うテーマは良いと思う。しかしながら、「ショーシャンクの空に
確かに良いパートもあるし、良いキャラクターも登場すると思うが、1つの作品としては決して高く評価できない。多くの人がエンディングが爽快、清々しいとコメントしているが、とても後味の悪い思い真逆の印象だった。
アンディーの脱走劇が痛快なのは冤罪ベース
#映画の好きな裏話選手権
— @ぷりめ (@prime46502218) November 29, 2021
『ショーシャンクの空に』の主人公の無実を証言してくれる好青年トミーは原作と監督で解釈ちがいが起きた。
スティーブン・キングは所長と裏取引して待遇のよい刑務所にうつさせた。フランク・ダラボン監督は所長の悪さと主人公の受難を強調するため所長に消させた。 pic.twitter.com/9wCzZ0yzqZ
原作を映画化した時に監督の解釈が入るのはよく聞く話ですよね。フランク・ダラボン監督は「所長の悪さと主人公の受難を強調するため」に所長にアンディーの冤罪証明させてくれるトミーを葬らせたという衝撃の事実。
中には仮に有罪だったとしても、「ショーシャンク刑務所」のひどい状況であれば関係ないと言う人も、居るかもしれないですね。多くの人にとっては、アンディーの冤罪が大きなポイント。
もしもショーシャンク刑務所のノートン所長がもう少し真面目であれば、最初のポスターを検査する場面で脱獄準備の痕跡を見つけてアンディーを懲罰房に入れることができたはず。
アンディは改革ルートに力を入れてトミーが来たらすぐ冤罪が判明し出所できたというストーリーになり、後味悪さはゼロだったはず。つまり所長の格の低さが、物語の全てを作っているともいえます。
アンディーは脱獄後に真の犯罪者になってしまう
「真の犯罪者」と呼ばれてしまうのは言うまでもなく、不正工作によって蓄えた金銭を私物化してしまったから。「不正工作」という事実があっても、エンディングを清々しいものといえるでしょうか。



「もしエンディングを清々しいものだと言える人がいるとしたら倫理感覚が麻痺しています」と、後味悪い映画での評価の人がコメントしています。
②:アンディーの脱獄を美化しにくい
- 長い間服役したから
- ショーシャンク刑務所自体が腐敗していたから
上記はアンディの金銭を私物化する正当な理由にはなりません。
お金を手にするには正当な理由が求められる
当然「アンディーには賠償を請求する権利」はあります。



主人公アンディーは、「賠償請求をする行動を取るべきだった」ということですね。
所内の不正は脱獄せずともマスコミ等に知らせることはできた。
映画の中のアンディーは犯罪者として終わっている
- 人生のバイブルにしたい
- できるだけ多くの人に薦めたい
- 希望を持つ事の大切さ・諦めない事の大切さを教わった
平気で称賛してる人が多いことに、納得いかない意見も見受けられました。本来なら、レッドとの感動の再会後しばらくして、アンディーにも審判が下されるでしょう。アンディーは汚いお金を利用しなければ、自由は訪れなかったのだから。
脱獄後アンディーが幸せな余生を送ったとしたら
「果たして正義とは一体何なのか?」と疑問に思いますよね。エンディングに「後味の悪さがあるのに、清々しさという単なる錯覚を覚えている人は、ぜひ目を覚まして欲しい」と酷評レビュー。



主人公アンディーの「ショーシャンク刑務所」を出獄したあとの金銭私物化を納得できない、という部分がマイナス評価になっていますね。
アンディーのために動いて犠牲になった人がつらい
「映画の後半の展開はペラッペラで浅いとしか思えなかった」や「簡単にうまくいってしまい残念だった」というコメントがあります。
たしかにサクセスストーリーの背後の犠牲を思い測ると、共感しきれなくなるのかもしれませんね。
ブルックスと放ったカラスのジェイクの運命
原作ではブルックスはもう1度会えないかと期待していましたが、カラスは放たれた後すぐに刑務所の中で死んでいて、「外の世界を知らず過ごしていた者は、自由になったことで外の世界に潰されて死んだ」という点が一致しているのでより辛い印象。
③:スティーブン・キング原作は後味悪い作品が多め
Twitterには下記のとおりスティーブン・キング原作で後味の悪さを感じたツイートがありました。
イヤーな、後味悪い映画を見てしまった・・・「THE MIST」ミスト。原作は「ショーシャンクの空に」のスティーブン・キング。 pic.twitter.com/w3n9kUny
— TARO (@pyramidtaro) January 11, 2012
有名作「ショーシャンクの空に」の監督作のミストってやつ観たんだけど、なんだこれ。話は繋がってないわ、投げやり、終わり方が最高に後味悪い。最低な映画を観てしまった。無駄な2時間だったわ pic.twitter.com/hYVedhVVpq
— 太田 裕也 (@whitesauce0) September 5, 2013
急に暑くなったので涼しくなる為にホラー映画🎬
— のりこぴー (@norishinee) July 19, 2020
「ペット・セメタリー」観た!!
スティーブン・キング凄いな👏
後味悪いし日本のホラー映画のようきじっとりねっとりした怖さがあります🙆♀️! pic.twitter.com/pq18MNTljj
>> : スティーブン・キング原作「シークレット・ウィンドウ」【後味悪い】 http://t.co/zC7P599sco pic.twitter.com/0FCve8mCQz
— ちかとも@怖い話clip (@chikatomo02_) March 11, 2015
スティーブン・キング原作の後味悪い作品の詳細
ツイートにあがった3作品をピックアップ
- 「THE MIST(ミスト)」
- ペット・セメタリー
- シークレット・ウィンドウ
①THE MIST(ミスト):2008年5月10日公開の「ホラー映画」
引用: YouTube 『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のコンビ、原作スティーヴン・キングと監督フランク・ダラボンが描くパニック・ミステリー。霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描く。
混乱する人々をまとめようとする主人公を演じるのは、『パニッシャー』のトーマス・ジェーン。『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、混乱をあおる狂信的な宗教信者の中年女を怪演。思わず目を疑うような、驚がくのエンディングが用意されている。
引用:シネマトゥデイ
Amazonプライム・ビデオで「THE MIST(ミスト)」を視聴する
②ペット・セメタリー:2020年1月17日公開の「ホラー映画」
引用: YouTube 作家のスティーヴン・キングが自らの体験を基に執筆した小説を原作にしたホラー。死者を復活させる森の存在を知った夫婦に訪れる恐怖を描く。メガホンを取るのは『セーラ 少女のめざめ』などのケヴィン・コルシュとデニス・ウィドマイヤー。
『ナチス第三の男』などのジェイソン・クラーク、『ビューティフル・ダイ』などのエイミー・サイメッツ、『人生は小説よりも奇なり』などのジョン・リスゴーらが出演する。
引用:シネマトゥデイ
Amazonプライム・ビデオで「ペット・セメタリー」を視聴する
③シークレット・ウィンドウ:2004年10月23日公開の「ミステリー映画」
引用: YouTube スティーヴン・キングの『秘密の窓、秘密の庭』を基に『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のジョニー・デップを主演に迎えて描く戦りつのミステリー。監督は『パニック・ルーム』や『スパイダーマン』で脚本を務めたデビッド・コープ。
脇を固める俳優もジョン・タトゥーロやマリア・ベロらの個性派ぞろい。最後まで予測不可能な結末は、キングの原作とは異なる新たな衝撃。
引用:シネマトゥデイ
Amazonプライム・ビデオで「シークレット・ウィンドウ」を視聴する



とはいえスティーブン・キング原作とフランク・ダラボン監督作品には、名作「グリーンマイル」があります。
グリーンマイル:2000年3月25日公開の「ドラマ映画」
引用: YouTube 不思議な癒やしの力を持つ黒人死刑囚と彼を見守る看守たちの交流を描いたヒューマン・ドラマ。「フォレスト・ガンプ/一期一会」のトム・ハンクスが主人公の看守を好演。スティーヴン・キングのベストセラーを「ショーシャンクの空に」の名匠、フランク・ダラボン監督が映画化。
引用:U-NEXT
アンディーの妻を殺害した「真犯人」は原作者の他作品登場人物


ショーシャンクの空にを観ました!
引用:Twitter
観てこなかった映画だったけど、やっぱり名作なだけあって内容がとにかく深い( ˘ω˘ )
唯一、本当の真犯人への制裁がないのがモヤッとしますが、なんだかんだすっきりする終わり方で良かった!映画を観てつぶやく人 (@MA_DA_Oooo)



アンディーは冤罪だったけど真犯人への制裁がないのがモヤッとしたとツイートがありますね。
「真犯人」はスティーブン・キング原作で「恐怖の四季」の「秋編:スタンド・バイ・ミー
真犯人はスタンド・バイ・ミーでクリスを刺殺したエルモ
ちなみに「スタンドバイミー」でクリス(映画ではリバー・フェニックス)は法学生の時に店で口論をしていた客に刺殺されるが、その時の犯人がショーシャンク刑務所を出所したばかりのエルモ#ショーシャンクの空に #金曜ロードショー pic.twitter.com/MHrslcbaUy
— SAYJOY@えんじょい (@sayjoy_enjoy) May 20, 2022
「知ってる?『スタンド・バイ・ミー』って弁護士になったクリスが刺されて死んだ事を作家になったゴーディが知る所から始まるけど、その刺した犯人は『ショーシャンクの空に』のアンディの奥さんを殺した真犯人なんだよ」さぁこのネタで映画好きの女の子のハートをキャッチだm9( ゚д゚)
— 平野 稔 (@cinedoub) May 19, 2011
カリスベラ!店長サットンです!夏といえばスタンド・バイ・ミーです!僕はこの映画を50回は見ています。リバーフェニックスが演じるクリス・チェンバースが刺殺されるという新聞記事から物語が始まります。実はこの事件の犯人は『ショーシャンクの空に』の真犯人でもあるんです pic.twitter.com/al7VGJdNOe
— GreekRestaurant ギリシャ料理スピローズ蒲田 (@SpyrosTokyo) July 23, 2018
Twitter上には「スタンド・バイ・ミー」のクリスを殺めたエルモが「ショーシャンクの空に」のアンディーの妻も殺害したことがツイートされています。ちなみに弁護士になったクリスは、喧嘩の仲裁で喉を刺され死亡。
「スタンド・バイ・ミー」と「ショーシャンクの空に」の関係性
今日の金曜ロードショーは『スタンド・バイ・ミー』なんですね。
— DJ GANDHI (@dj__gandhi) May 28, 2021
原作はスティーヴン・キングの短編集「恐怖の四季」の秋編で、春編は「ショーシャンクの空に」、夏編が「ゴールデンボーイ」
全然ホラーじゃないのに、ホラーイメージ先行してdifferent seasonsという原題に”恐怖の”がついたとか。 pic.twitter.com/pVEaJTtQ6f
「恐怖の四季」シリーズの「秋編:スタンド・バイ・ミー
スティーブン・キング短編集「恐怖の四季」
- 春編:ショーシャンクの空に(原題:刑務所のリタ・ヘイワース)【春は希望の泉】
- 夏編:ゴールデンボーイ(原題:Apt Pupil)【転落の夏】
- 秋編:スタンド・バイ・ミー(原題:The Body)【秋の目覚め】
- 冬編:マンハッタンの奇譚クラブ(原題:The Breathing Method)【冬の物語】
スタンド・バイ・ミーを視聴することで深みが出る


スティーブン・キング原作の秋編【秋の目覚め】に当たる「スタンド・バイ・ミー(原題:The Body)」と春編「ショーシャンクの空に」がつながるという観点で視聴すると味わい深いですよ。
スタンド・バイ・ミー:1987年4月18日公開の「ドラマ映画」
引用:YouTube モダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングの非ホラー短編を基に、R・ライナーが少年時代の想い出をさわやかに描き上げた名編。オレゴンの田舎町、行方不明になった少年の死体を見つけようと、ちょっとした冒険旅行に出かける4人の少年の姿を描く。
引用:allcinema
Amazonプライム・ビデオで「スタンド・バイ・ミー」を視聴する
名曲:スタンド・バイ・ミーとの関係性
1961年にアメリカのベン・E・キング(Ben E. King)が発表した楽曲で、「スタンド・バイ・ミー」の主題歌として1986年にリバイバルヒットしました。
歌詞には同名の黒人霊歌「Stand by Me」の歌詞や、旧約聖書「詩篇」や「イザヤ書」など、キリスト教からの影響が随所に存在。
まとめ | 「ショーシャンクの空に」の後味悪さと真犯人は原作者由来


今日は「ショーシャンクの空に」の「後味悪い理由」や「真犯人」が気になる人に向けて、下記を解説しました。
- 後味悪いと言われる3つのポイント
- 「真犯人」は原作者の他作品登場人物



本記事を読むことで「絶賛」の背後にある「後味悪さ」の3つのポイントを理解しつつ、主人公アンディーの妻を殺害した「真犯人」も原作者の関連意図だと分かるということでしたね。
名作は複数回視聴する可能性もあるので、2回目以降はより深みをもって楽しむことができますよ。
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今日は最後までお読みいただき、ありがとうございました!